人材紹介業において、LINEを活用することは様々なメリットがあります。求職者の基本情報の取得、面談前後のコミュニケーション等...従来のメールや電話ではできなかった多くのことが可能となるでしょう。本記事では、求職者に友達追加を促し、その後の効果的にLINEを活用する方法についてご紹介します。LINE活用の重要性人材紹介業において、求職者とコミュニケーションを円滑にすることは非常に重要です。CS(カスタマーサクセス)担当者は、求職者から転職に対する希望条件についてヒアリングする必要がありますし、面談日の設定などを求職者の熱が冷めないうちに素早く行うことも面談設定率に大きく影響します。しかし、このコミュニケーション方法は、従来の電話やメールでは限界があります。現職の勤務中で電話に出ることができなかったり、各種チャットツールやSNSの普及により、メールも確認する頻度が低くなっています。その点、LINEは求職者の都合に合わせて、負担なく、かつ円滑にコミュニケーションをとることができます。また、利用者も10代から60代まで幅広く、月間利用者数9,600万人に使用されており、毎日LINEを使うユーザーの割合は86%と「アクティブ率の高さ」も特長です。そのため、あらゆるセグメントの人材紹介業において活用できる見込みがあります。友達追加を促す3つの手段求職者に自社のLINE公式アカウントを友達追加をしてもらう方法は、主に3つあります。1.LINE広告LINE内で自社の広告を出すことで、友達追加を促します。LINE側で持っているみなしの年齢・性別・地域・興味関心等で絞って配信をすることが可能ですので、自社のターゲットにあったユーザーに届けられます。LINE広告 - オーディエンスセグメント配信 - また、料金については友達追加ごとの課金体系となっているので、目標の友達追加数から予算を組み立てやすいのも魅力の一つです。2.他広告媒体でのリンク・QR表示自社のLINE公式アカウントの友達追加をするためのリンクやQRコードを生成し、他媒体などで表示します。例えば、これまでは会員登録に誘導していた自社ブログやLPに掲載し「会員登録はハードルが高い...」と離脱していたユーザーと接点を持てるようにする、といった活用が可能です。3. 既存会員へのメルマガ配信すでに会員登録している求職者にメルマガ等で告知し、友達追加を促すことも効果的です。新しい求職者が増えるわけではないので、母集団形成という意味では効果は薄いですが、電話やメールでは面談設定やマッチングまで進まないユーザーのフォローアップ手段としてLINEを活用できるようになります。LINE友達追加後の対応友達追加をしてもらっても、なにもアクションをしないと意味がありません。ここでは、友達追加後に取るべきアクションについて事例を交えてご紹介します。あいさつメッセージで情報収集友達追加時に送られる「あいさつメッセージ」は、読まれる可能性が高く非常に重要です。ここで、あいさつだけでなく自社の会員登録フォームURLを入れてユーザーを誘導し、電話番号やメールアドレスなどの基本情報、そして希望条件や面談日程の調整を行うことが一般的です。ただ、自社のフォームのURLを開く際は別ブラウザで開くことになりますので、そこでユーザーが離脱してしまう可能性もあります。この離脱を最小限に抑えるため、LINEアプリ内で完結するアンケート機能を使うケースもあります(本格的なものなら、LINEマーケティングツールが必要です)また、あいさつメッセージでは興味のある業種だけを簡単に選択してもらい離脱率をとにかく減らし、面談設定などはおすすめした求人に求職者が反応した後にする、という方法もあります。自社のマーケティング戦略にあったあいさつメッセージを設定しましょう。おすすめの求人を配信求職者におすすめの求人をLINEで配信することは、面談前の求職者の面談の意欲向上、面談後の求職者のマッチング数の向上に役立ちます。しかし、ただ当てずっぽうに配信するだけでは、求職者の興味も惹かれませんし、最悪LINEブロックされてしまうこともあります。そのため、フォームや面談で収集した求職者の希望情報を元に、おすすめの求人を配信することが望ましいでしょう。しかし、この仕組みを構築するためには、CRM側で求職者と求人をマッチングできる必要があります。具体的な例を挙げると、Porters(旧HRBC)は人材紹介業向けに求人・求職者管理に特化したサービスを提供しており、弊社がコンサルティングでご支援した事例でも数多く活用されています。https://www.porters.jp/solution/Portersであれば、求職者の希望条件にあった求人を簡単にマッチングすることが可能です。また、APIも充実しているため、小規模な開発でLINEなどのマーケティングツールにマッチングした求人情報を送信することができます。面談日のリマインドや、キャンセル者の掘り起こし無事面談日が決まったら、面談日の前日などに求職者にリマインドを行いましょう。面談の無断キャンセル率は、業種により異なりますが平均10%~20%ほどあり、ここを減らすことができれば大きなインパクトになります。また、面談をキャンセルした人の掘り起こしについても同様です。一度キャンセルしてしまうと、求職者は遠慮して再度面談設定をするのを避ける傾向にありますので、自社からリスケの提案などができると良いでしょう。また、リマインドについてもAPI連携可能なCRMを使っている場合は、手動ではなく自動で行うことができ、CS担当者の負担を大きく軽減できます。さいごに、APIを活用した連携についてここまで、LINEを活用した求職者とのコミュニケーションについてまとめました。ですが、人の手で実施するには「手間」もそうですし「時間」がかかります。せっかく友達追加してもらっても、CSがアクションを取るまでに時間がかかってしまっては、求職者は離れていってしまいます。そのため、LINE活用をする際には、CRMとの連携などによるDX・自動化をセットで行うことがとても重要です。以下の記事では、ここで紹介した活用方法の具体的なDX・自動化手法をまとめています。ぜひ、ご参考ください。【期間限定】無料のDXコンサルティングを実施中また、具体的に何から始めたらよいかわからない、というご担当者様向けにdatableでは期間限定でDXの無料のコンサルティングを実施しています。データ連携の専門家の集まりであるdatableならではの、ツールに縛られない本質的なご提案が可能です。まずは現状の課題などをお気軽にご相談ください。%3Cscript%20src%3D%22https%3A%2F%2Fsdk.form.run%2Fjs%2Fv2%2Fembed.js%22%3E%3C%2Fscript%3E%0A%3Cdiv%20class%3D%22formrun-embed%22%20data-formrun-form%3D%22%40consulting-reception%22%20data-formrun-redirect%3D%22true%22%3E%0A%3C%2Fdiv%3E